タクティール®ケアは、スウェーデンで確立され、世界の多くの医療機関や介護施設で効果が認められている緩和ケアの補完的手法のひとつです。
タクティールという言葉は「タクティリス(Taktilis)」=「触れる」というラテン語が語源。文字通り、手足や背中をやさしくなでるように触れることで「安心と信頼のホルモン」と呼ばれる「オキシトシン」が分泌され、 不安や興奮を抑え、痛みを緩和する効果があります。
タクティール®ケアにより、ご入居者の様子や介護の現場がどうなったか、レポートにまとめ、学術発表をしています。
中島洋平-ナカジマ ヨウヘイ
介護福祉士・社会福祉士・介護支援専門員
2008年、スウェーデン・エスロヴ市で1ヶ月間の介護現場研修を体験した。現在、富士見サンヴァーロ、施設長として現場のマネジメントを行いながら、シルヴィアホーム認定インストラクターとして、社内外の研修講師として活動している。今まで現場に身を置くことで裏付けされた実践研究成果を、2012年から7回にわたり日本認知症予防学会学術集会で発表している。
北島文-キタジマ アヤ
介護福祉士・社会福祉士・介護支援専門員・認知症ケア専門士
イギリスへ1年、オーストラリアへ1年の留学経験を持ち福祉の英語にも精通。2006年には、スウェーデン・エスロヴ市で2ヶ月にわたって介護現場研修を体験した。帰国後は、認知症対応型通所介護の管理者、介護付有料老人ホームの生活相談員等を歴任。現在は有料老人ホームの介護スタッフとしてタクティール®ケアを日々実践しながら、シルヴィアホーム認定インストラクターとして研修の講師や講演を行うなど社内外で活動している。
今泉麗子-イマイズミ レイコ
介護福祉士・認知症ケア専門士
2018年、スウェーデン・ストックホルム近郊の施設で3週間の介護現場研修を体験した。これまでに介護付有料老人ホームの介護スタッフや主任を歴任。現在は小規模多機能型居宅介護の中心スタッフとしてタクティール®ケアの実践や若手社員の指導を行いながら、シルヴィアホーム認定インストラクターとして社内外で活動。スウェーデン大使館で行うセミナーや日本認知症ケア学会で成果を発表している。