代表メッセージ

「親孝行のお手伝い」
それは母への愛から始まりました。

スウェーデンが福祉の先進国と言われるゆえん。
それは他国に先がけて高齢社会を迎えたことで、早くから高齢者福祉への取り組みが進められてきたからにほかありません。

そのスウェーデンが進める「認知症になっても安心して暮らせる社会づくり」の原点は、ある女性の、認知症の母に対する献身的な介護、つまり親孝行から始まりました。
この愛情が起点となり、スウェーデンでは、認知症高齢者ケアの理論と実践を身につけた人材がたくさん育っていったのです。

そして舞浜倶楽部も、“親孝行のお手伝い”をスローガンとして、ここ浦安で、地域社会に貢献していくとともに、国の内外に向けてメッセージを発信して参ります。

グスタフ・ストランデル

舞浜倶楽部 代表取締役社長

グスタフ・ストランデル

グスタフ・ストランデル Profile

株式会社舞浜倶楽部 代表取締役社長
高齢者福祉をテーマにスウェーデンと日本で調査・研究。両国の掛け橋として多角的に活躍。

■経歴

  • ▪浦安市介護事業者協議会会長、富山大学非常勤講師
  • ▪浦安市介護保険運営協議会委員、(社)老人病研究会理事
  • ▪ISO TC314高齢社会に関する国際標準化会議・エキスパート
  • ▪日本スウェーデン協会理事(1929年設立、常陸宮正仁親王殿下が名誉総裁)
  • ▪2019年アジア太平洋高齢者介護イノベーションフォーラムにてGlobal Ageing Influencerに選出される

スウェーデン王国について

スウェーデン王国について

1890年代に始まったスウェーデンの高齢化は、7%から14%に増えるまでに85年間を要しました。高齢化社会が始まった時期は日本よりはるか昔ですが、高齢化率の上昇は極めて緩やかであったため、試行錯誤しながらもその時代にあった福祉社会を形成していくことができました。ところが日本ではわずか24年で7%から14%に増え、2014年には25%を超えました。
日本の高齢化がいかに急激に進んでいるかがわかります。

しかし、北欧でも認知症や認知症ケアについての具体的な方法は、1960 年代まではあまり知られておらず、認知症の人たちは療養型病院や精神科病院 に収容されており、それは日本でかつて言われていた「姥捨山」と同じような感覚でした。そして、老人ホームは地域社会から離れた辺鄙なところにありました。個室ではなく4人部屋、8人部屋で、寝たきりの入居者は、オムツでの排泄や、褥瘡、大量の服薬などのさまざまな問題を抱えていました。

スウェーデン王国について

1970年代に入ると、療養型病院ではなく、他の疾患と区別して認知症の人たちをケアする施設や、ユニット型のナーシングホームやグループホームが少しずつ増え始めました。

1980年代からは劇的な変化が起きます。新しい発想と理念に基づいた地域密着型、複合型の施設や在宅介護システムが地域の中での生活空間とプライバシーを守る認知症ケアの基盤が出来上がりました。家族の方々も、専門的な知識のあるプロの看護・介護職員と一緒になってケアを行うようになったのです。

1990年代に入ると、スウェーデンでのこの新しいケアの方法を視察するために10万人以上の日本人がスウェーデンを訪れました。日本の介護保険制度はドイツの制度を基に策定されましたが、認知症ケアに関しては福祉先進国と呼ばれるスウェーデンやデンマークからの影響が大きいです。

スウェーデン王国について

その後の日本に何が起きたでしょうか?スウェーデンやデンマークを参考にしたグループホームが13,000カ所以上も作られ、特別養護老人ホームが個室ユニット化され、地域密着型のサービスがますます浸透しつつあります。このような経緯から、現在の介護現場は、北欧と日本の共通点が非常に多いということがわかります。特に、複雑な状況になっている人(認知症・パーキンソン病・がん・糖尿病)に対して、現場で行われているケアが革命的に良くなっています。もともと、日本でもスウェーデンでも課題がたくさんある極めて暗い分野であった場所に、これからの希望が見える、明るい時代になったのです。

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