富士見サンヴァーロ 「江東区深川江戸資料館」外出ツアー
<2019.09/05>今年の秋の外出ツアーは、ご入居者4名、スタッフ4名で「江東区深川江戸資料館」へ行ってきました。
支度中のご入居者に「楽しみですね」と声をかけると、行き先が初めての資料館とあってか少し複雑な表情。しかし見送りのスタッフの「楽しんできてください」「あとで何があったか教えてくださいね」の声には、ニッコリ手を挙げ応えてくださり、さぁ出発です!
資料館に到着し車を降りると、ご入居者のおひとりが「昔、来たことがある。この通りも歩いた覚えがある!」と懐かしそうにおしえてくださいました。
深川江戸資料館の入口を入りまず目に飛び込んできたのは、昔の横綱「大鵬」の等身大パネル。昭和を代表する大横綱「大鵬」は永年江東区で暮らし名誉区民第一号だそうです。「横綱大鵬顕彰コーナー」にて、しばらく化粧まわしや写真、サイン・手形などを見学。中には大鵬の手形にそっとご自分の手を合わせ「手形をみると小さく見えるのに、やっぱり大きいね」と驚いていらっしゃるご入居者もいらっしゃいました。
江戸の町へタイムスリップ
「常設展示室」では江戸時代末の深川佐賀町の町並みを実物大で再現。一日の移り変わりを音と光で演出し、季節に合わせて展示内容も変えているとのことでした。
八百屋や船宿などが並び、そば・うどん屋さんでは、「一杯どうですか?」とご入居者に声をかけるスタッフ。天ぷらや惣菜など、「本物みたいですごいわね」「思わず口に入れそうになったよ」と笑顔のこぼれるご入居者です。展示室の景色が朝から夕方へ移り変わると、猫の鳴き声やカラスが鳴く声が聞こえてきました。辺りを見回し、かわいらしい猫が屋根の上で鳴いているのを真っ先に発見したのはご入居者でした。
何回りも見学し江戸の町を楽しまれるご入居者や、「もう一度回りましょうか?」と尋ねるスタッフに「もう疲れちゃったよ」と休憩されるご入居者も。タイプスリップを終え、土産を手に「江東区深川江戸資料館」をあとにしました。
休憩タイム
資料館の近くのお店で休憩タイム。「アイスキャンディ」の文字に心引かれ、みんな一緒に店先で冷菓をいただくことに。「昔懐かしい味がする!」「一口食べてみる?」「私はアイスよりコーラがいいな」とそれぞれお好きなものを選んでいただきました。「これが江戸の味だよ」とスタッフが冗談を言うと、皆さんとびきりの笑顔。そうこうしていると、つられるように道行くお客さんが次々とお店へ。商売繁盛のお礼?にと、お店の方が「板がえし」という昔のおもちゃや、「南京玉すだれ」「皿回し」も披露してくれました。
すっかり盛り上がりお店の方とも仲良くなりましたが、そろそろ帰る時間です。帰り際、通りがかりの可愛い小学生の女の子が 「よい旅を!」と見送ってくれました。
駐車場までの道中、とうふ屋さんやカフェを見つけ「このお店入ってみたい~」「おしゃれだね」と話がはずみます。また街中で行われていた「かかしコンクール」もとてもユニークなものばかり。
汗をかきかき駐車場に到着。帰りの車内は「暑いからアイスが美味しかったね」「少し休憩するつもりだった商店街を思いのほか満喫したね」と大盛り上がり。暑い中お疲れではないかと心配したスタッフがご入居者の顔をのぞきこむと、ニッコリと元気な笑顔。「お土産たくさん買いました」「とても楽しみました」と外出ツアーを満喫していただけたようです。